アポロシアターライブ報告 !!!
The SELTAEB 遂に名古屋へ進出!



2001年9月16日(日)、名古屋「アポロシアター」にて行われた『1st. THE BEATLES COPY BAND CONCERT IN NAGOYA』にThe SELTAEB、出場してしまいました!その当日の詳細なレポートをお届けします。
(今回少し長文になってしまいましたが御了承下さい)

大阪のヴィンテージギターショップ「OLD & VINTAGE GUITAR SHOP McC」さん主催の「第1回 ビートルズ・コピーバンド大会 in 名古屋」に、以前より出場を決めていたThe SELTAEBがこの度出場を果たしました!
そう、もちろん「三重県代表」としてです!
名古屋周辺を拠点に活躍している中部を代表する「ツワモノ・ビートル・コピーバンド」群の中に、The SELTAEB、彗星のように颯爽と名乗りを挙げてしまいました。デビューです。
さて、名古屋のみなさんはボクらをどのように受け止めてくれたのでしょうか?



当日の出演順は7バンド中3番目というなかなか微妙な位置につけたボクら。
11:00からリハーサル&音響チェック(順番は逆にトリのバンド「プリーズ」さんから開始)が始まり、ボクらは5番目にとりあえず音を出しました。やっぱり少しでも音を出すと緊張が和らぎます。
12:00過ぎにリハーサルが終了し、その後いったん全ての出演者は外に出され、ボクらもお客さんと共に列に並びました。
そして13:00、会場です。

とにかくすごい人の波。そう、まるで戦後のドタバタ時にタイムスリップしたような錯覚を覚えました。「全席フリー&飲み放題・食べ放題」でしたので、まずは「自らの席の確保」大会、そしてその後、「己の食べ物の確保」大会が繰り広げられたのでした。それはまるで配給に群がる飢えた群衆を彷彿とさせるものがありました。日本の不況を一時忘れました。
ただそのおかげで朝飯抜き(更に寝不足)であったまっちゃんトニーはかなりの消耗具合でした。とても心配でした。

そんなこんなで自分の座る場所もままならないまま13:30、本番スタート。

<マジカルGB☆puraスティックバンド>さん
彼らはとにかく「勢い」がありました。とにかく楽しく演奏しようと言う気持ちがビシバシと伝わってきました。結成間もない新ユニットとは思えないほどのメンバー間に溢れる楽しさ、一体感は素晴らしかったです。

<マンクーバンド>さん
ボクらは控え室で聴いていたのですが、そのサウンドは一言で言って凄いです。中期あたりを織り交ぜながらも安定した演奏を聴かせてくれる実力派バンドです。


そして、ボクら
<The SELTAEB>
出演時刻が近づくにつれ、緊張の度合いも今まで経験したことのない程のところまで来ていました。メンバー各人、ギター・ベースのチューニングの最終チェック、喉ならし、柔軟体操etc何とか緊張をほぐそうと努力していました。

ところがそこでちょっとした事件が起こってしまったのです。
サマーが一言「ん?カウベル留めるネジがない、たぶんさっき落とした」と。
その後それから約10分間に渡りメンバー全員で、控え室の椅子をひっくり返したり、さっき楽器を持って人の波をくぐり抜けてきたところをもう一度戻ったりと、本番に向けてテンションを高めるどころではなくなってしまったのです。
直前に見つかり事なきを得たのですが、ひたすらネジを探している時のメンバーの一体感は他では得られない程の水準でした。
またそのことによりいつの間にか緊張がかなりほぐれていたこと気付いたのはステージ中盤、かなり後になってからでした。

一曲目「She Loves You」。超メジャーな曲だけに雰囲気を出すのが難しいこの曲ですが、敢えてこれで行ったのです。かなり舞い上がった状態でのオープニングでしたが、手応えのようなものを少し感じました。
そして武スンがリードの3声コーラス曲「Chains」。ここらから「何か」がボクらに来たのです。
中盤、レノ助がアコースティックギターに持ち替え「Nowhere Man」。結構他のバンドさんとカブったりもしたのですがボクらにはボクらのサウンドがある、ということで披露させていただきました。
そして終盤、まっちゃんトニーの「Kansas City〜Hey Hey Hey Hey」!The SELTAEBが誇るヴォーカリスト、まっちゃんトニーの本領が遂に発揮されたのです。お客さんみんなと一体になっての大合唱となりました。本当に経験したことのない盛り上がりで、そのままアンコールへ突入。「アンコール無かったらどうしょ?」と身内にサクラまで用意していたのですが、そんな心配は全く無用でした。
アッという間の30分。凄い盛り上がりのままステージを終えました。

<BEATLET’S>さん
この人達はスゴすぎます。実力もさることながらその動員力。アイドルコンサートかと思うほどの盛り上がり。どっしりとした演奏で、さすが実力派です。


<ブートレッグ・●ッションズ>さん
ラトルズのカバー、「夜もヒッパレ」も霞むほどのメドレー、ドイツ語版「She Loves You」などなど、かなりのマニアックぶりを披露されていました。でも実力がないとそんなことは出来ません。凄いバンドです。

<The Beatles Workshop>さん
年季の入った枯れた(失礼?)なヴォーカルを聴かせていただきました。「Mr. Moonlight」「Don't Let Me Down」最高でした。ボクらも将来自他共に認める壮年組になってもこの方々のように音楽を続けていきたい、と思います。


<THE PLEASE>さん
そしてトリを努めるプリーズさん登場。6バンドも先にあるから本当に待ち疲れたことでしょう。テンションを維持するのが大変だったと思います。でもそこはさすが全国レベルのバンドです。想像していた以上に本当に格好良かったですね。ボクらとしてもいろんな意味でとても勉強になりました。ここまでの余裕・貫禄は一朝一夕に出せるものではないと思います。余談ですがレノ助はジョン役の「チャーリーさん」に惚れてしまったようです。

<フィナーレ>
プリーズさんのステージが終わると同時に、McC店長の呼びかけにより出演バンドのメンバー全員がステージに上がり「Hey Jude」をお客さんと大合唱。そして、いつ終わるともなく繰り返されるリフレイン。感動的なフィナーレでした。





以上が当日の模様ですが、ボクらにしてみればまるで夢のような時間でした。
本番当日を迎えるまで「アポロのステージに立つ」という実感がなかなか出来ず、ライブを終えて冷静になって初めてジワジワと余韻のようなものがメンバーを包んでいる状態です。
「これほど凄いコンサートは初めて。後世に残るコンサートになった」(McC店長のホームページ上のコメント)ということから考えても、全国的に見て名古屋(中部・東海)はビートルズ熱がかなり高いのではないのではないでしょうか。そういう場に出演者として参加できたことをボクらは誇りに思っています。

とにかく最初(今年3月頃)は「出場することに意義がある」と思い切って決意し、それから約半年。その間にメンバーチェンジ、三重県のあんだんてさんでのライブ、色々なことをボクらも経験しました。その間、積み重ねてきたものが「アポロ」という大舞台で爆発させることができたのだと思います。
そんなボクらにたくさんの声援を送って下さった皆さん、本当にありがとうございました!
みなさんの声援のおかげで、普段の実力以上の力が出せたのだと確信しています。

とにかくボクらのモットーはいつでも「前進あるのみ」
これで終わりじゃありません。まだまだこれからも、『The SELTAEB』、あちこちにセルターブ菌をまき散らしながら快進撃を続けて参りますよ。
どうぞヨロシク!です。



演奏曲目
She Loves You
Anna(Go To Him)
All My Loving
You Can't Do That
Chains
Eight Days A Week
If I fell
Baby It's You
Nowhere Man
Tell Me Why
Kansas City〜Hey Hey Hey Hey
<アンコール>
I Want To Hold your Hand
Twist And Shout



当日の出演バンド
マジカルGB☆puraスティックバンド
マンクーバンド
The SELTAEB
BEATLET’S
ブートレッグ・●ッションズ
The Beatles Workshop
THE PLEASE


当日の写真はこちらです。

また、McCさんのサイトで当日のレポートが公開されています!こちらもご覧下さい。


なお、当日の映像はMcCさんがビデオ化、販売しております。
ご希望の方はMcCさんにどうぞお問い合わせ下さい。



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